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富山村
【とみやまそん】


(近代)大正4年~昭和29年の幡多郡の自治体名。渡川(四万十(しまんと)川)支流の後川・内川川上流域に位置する。山中村が改称して成立。10大字を継承。大正7年の戸数595・人口3,050。昭和7年頃の資料によれば,面積6.85方里,田163町・畑569町,戸数600・人口2,750,物産は農産6万8,125円・畜産1,786円・林産9万8,122円・工産2万369円で,県道新田中村線が中央部を南北に縦断し,四手中村線が蕨岡から竹屋敷まで通じているとある(県誌)。同11年の生産総額34万3,192円うち農産11万1,288円・畜産4,860円・林産21万1,154円・工産1万5,890円,主要生産品は木炭・木材・米(経済一覧)。同29年中村市の一部となり,村制時の10大字は同市の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7206935