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小郡
【おごおり】


旧国名:筑後

宝満川中流域に位置する。地名の由来は,律令制下で郡を5等級に分けた際,当地は小郡となったことによるという(小郡町誌資料1)。地名の初見は,「日本書紀」に持統天皇3年6月新羅の使者金道那(こむどうな)を「筑紫の小郡」にて供応したと見える。昭和42年,地内向築地で7~8世紀の筑後国御原郡小郡官衙跡と推定される遺構が発見され,国史跡となった(遺跡発掘調査報告書)。同遺跡では伝承された「長者ケ泉」も発見された。また,正平14年の大原合戦の古戦場の一角でもあり,地内に前伏・大将塚などの遺跡もある。
小郡町(近世)】 江戸期~明治22年の町名。
小郡村(近代)】 明治22年~昭和28年の自治体名。
小郡町(近代)】 昭和28~47年の三井郡の自治体名。
小郡市(近代)】 昭和47年~現在の自治体名。
小郡(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7209873