大浦ダム
【おおうらだむ】

県最南端部,藤津郡太良(たら)町大浦にあるダム。長崎県との境付近を東流する田古里(たごり)川の上流部に建設された。傾斜コア型フィルダム,堤高45m,堤長160m,有効貯水量70.9万t。昭和46年着工,同53年12月完成,総工費13億5,000万円。幹線水路の埋設など全事業が終わるのは同57年度になる予定。多良(たら)岳山系は,開拓パイロット事業・農業構造改善事業などによるミカン園の造成が進み,同町の面積の4割を占める3,000haのミカン生産地ができた。しかし,長崎県境に接する同町の牛尾呂地区の370haは,同42年の大旱魃で壊滅的打撃を受けた。それまでも干害の影響を受け,品質・量ともに不安定であったので,同43年2月地区民の間でこのダムの設立発起人会を結成して,建設する話がまとまった。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7216207 |




