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【たけ】


旧国名:肥後

金峰山(一ノ岳)の北方および二ノ岳(熊ノ岳)・三ノ岳の南麓の山あいに位置する。金峰山に源を発し,当地を西流して有明海に注ぐ河内川の谷頭の部分にあたる。当地のある金峰山は大地震のあと一夜にして湧出してできたものといい,朝出山(朝香山)とも飽田山とも称し,当地を含む飽田郡の鎮山であった(肥後国誌)。天文年間の菊池・大友両氏の合戦場と伝える金峰山山麓の字大将陣の近くには,首塚の石碑が宝永5年に建立されている(同前)。天正16年と推定される3月20日付の飽田郡検地衆に宛てた浅野長吉判物写(牛島文書/県史料中世4)には,「一所 岳 居屋敷三段三丈 田尻伊豆守」とあり,天正15年の肥後国衆一揆の際の勲功として当地内の田尻氏の屋敷地の検地が免除されている。なお田尻氏は,戦国期には内田氏・牛島氏とともに山上三名字衆を結成し,菊池氏にくみし,のちには大友義鎮に属した。また承応元年12月の三名字建立寺社書立(田尻文書/県史料中世2)によれば,田尻氏は地内に金峰山岳麓寺を建立して菩提寺とし,金峰山大権現を再興したという。
岳村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
岳(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7226226