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小野村
【おのむら】


旧国名:豊後

(近世)江戸期~明治8年の村名。豊後国大野郡のうち。岡藩領。大野川の支流緒方(おがた)川の右岸に位置する。河宇田(かわうだ)組に所属。村高は「正保郷帳」には見えず,「見稲簿」は野中村のうちと見える。安永7年庄屋は横目市之丞(農民一揆)。寛政3年350石余・免7ツ8分,村位は中(名面帳)。「天保郷帳」には見えず,「旧高旧領」350石余。江戸後期には349石余,総反別41町余・物成米230石余・大豆75石余,家数74・人数275,牛75・馬18(御案内記)。宝暦3年当村百姓49名・知田(ちた)村百姓32名・野中村百姓20名が検見願と称して強訴,叱りのうえ許されている(農民一揆)。明治4年大分県に所属。同8年野中村と合併,鮒川(ふなかわ)村となる。現在の大野郡緒方町大字鮒川のうち。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7229549