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高尾山
【たかおさん】


大分郡湯布院(ゆふいん)町の東部にある山。標高787m由布院盆地の南東部にある鐘状火山。西部の野稲(のいね)岳(1,037.6m)と相接している。高尾山の高尾,タウ・トウは塔・鐘状を意味する。東に城ケ岳・雨乞岳の両火山が続き,西麓に大分川上流の渓谷が見える。由布院盆地は現在,東西12km・南北8kmあるが,昔は湖で,宇奈岐日女が部下の蹴裂(けやぶり)権現に命じて湖水の一角をけやぶらせ美田をつくったという伝説がある。高尾山の下,排水口に当たる川西に蹴裂権現が祀られている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7231412