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東麓
【ひがしふもと】


大淀川支流岩瀬川下流左岸に位置する。北部は標高300~500mの丘陵地,南部は標高150m前後の高原で,岩瀬川支流の石瀬戸川・戸崎川・城之下川が南東流する。地名の由来は,島津氏領における地頭の所在地を麓と称したことにちなみ,同郡内に同名村があるため,東麓と改めたことによる。字九塚の畑の中には円墳1基があり,三ケ野山の円墳1基とともに昭和8年野尻古墳として県史跡に指定された。往時は九塚の地名のとおり多くの古墳があったと推測されるが,現在は1基のみしか残存せず,またこの古墳にしても墳丘部が失われている。東端の国道268号の下にある洞穴には磨崖仏があり,昭和32年東麓石窟仏として県史跡に指定された。中央に薬師如来,左右に日光・月光両菩薩を配し,左右に十二神将が彫られたたいへん立派なものである。伊東四十八城の1つの野尻城は涯上にあり,戸崎城は東の野尻大橋の手前にある。また,地内には戸崎馬場・新地馬場・弓場などの地名も残っている。
【東麓村(近代)】 明治18~22年の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7235824