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宮浦
【みやうら】


旧国名:日向

宮之浦(日向国覚書)・宮ノ浦(日向地誌)ともいう。東は日向灘に面し,西北一帯は鵜戸山系の山岳を負い,平地は全域の20分の1ほどにすぎないが,信仰と観光の鵜戸神宮を中心に眺望絶景な日南海岸の中央部に位置している。地名の由来は,延暦9年の造営と伝える鵜戸神宮をかかえる海辺の意味。鵜戸山系を総称して吾平山といい,その最高嶺の速日峰陵は,記紀にある鵜葺草葺不合尊の「葬ル於吾平ノ上ノ陵」であるとし,鵜戸宮は旧称を鵜戸大権現といい,海に突出する鵜戸ノ窟は同尊降誕の地と伝えている。長禄3年に後花園の勅使が洞窟を聖地として調査した(鹿児島名勝考)。天正年間の伊東・島津勢の古戦場の跡が多く,烏帽子嶺砦・水尾砦(貝殻城)などがあった。伊東義祐は「里人に問はすばいざや白波の玉依姫の宮の浦とは」と詠んでいる(飫肥紀行)。
宮之浦(中世)】 室町期から見える地名。
宮浦村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
宮浦(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7236139