100辞書・辞典一括検索

JLogos

23

夏井
【なつい】


旧国名:日向

笠祇岳の南西部に位置し,志布志湾に面する海岸線と,背後に山地の迫る狭隘な地形であるため,中世より国境の要地とされていた。地名の由来は,「三国名勝図会」によれば,冬に涸れるが夏は盛んに水の湧く井戸があることによる。堀ノ内のダグリ岬の山頂に5世紀の前方後円墳である飯盛山古墳があり,壺形埴輪・曲玉などを出土したが,現在は破壊されている。
夏井(中世)】 南北朝期に見える地名。
夏井村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
夏井(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7238576