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麓?
【ふもと】


旧国名:薩摩

川内(せんだい)平野北部,川内川支流高城(たき)川中流域に位置する。地名の由来は,中央部にある「妹背(いもせ)城(高城古城)」に江戸期になって地頭仮屋が置かれ,この城を中心として周辺に郷士集落(麓)が形成されたことによる。妹背城の北隣の岡は「宮ケ原」とも呼ばれ,往古瓊々杵尊が滞在したが,飲料水不足のためこの地を去ったという伝承がある(川内市史)。また,東部の浄興寺跡に「千人塚」があり,「三国名勝図会」に「桃花山……高山なり,其東腰の広野に径あり,中郷東郷等へ至るの間道にして傍に塚あり,干戈の世戦役の屍を埋む,因て千人塚と号す,深夜此所を通れば陰雲朦々として闘剣馬銜の響幽泣鬼哭の声を聞ことあり」と見える。天文16年東郷重治が島津義虎と戦い,敗れて高城から東郷へ帰る途中,この地に戦死者を葬ったものという説などが残る(川内市史)。
麓村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
麓(近代)】 明治22年~昭和40年の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7239007