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南俣
【みなみまた】


旧国名:大隅

都城盆地南西端,大淀川支流横市川上流域に位置し,北西部に白鹿(しらが)岳がそびえる。地名の由来は,北俣にある日光神社が2月13日の打植祭に行った鈎木(賀木)引の式により,「三国名勝図会」に,「此日北俣南俣二所の農夫鈎木引の勝負あり,其式は南俣北俣の農夫南北に分れ,社山の木の杈(また)あるを伐りて鈎(かぎ)に作り,北俣の農夫伐り出すを男鈎といひ,南俣の農夫伐り出すを女鈎といふ,其両鈎を合せかけ大縄を数多結付け,二所の里正(しようや)男女の姿に粧ひ出〈北俣の里正は男姿なり,南俣の里正は女姿なり〉,其鈎木の両端に乗りて農夫を指揮し,南北二隊に分れて競ひ引かしめ勝負を争ひて衆人呼譟す,是を土俗に鈎木引といへり……此諸村を二つに分て南俣北俣と呼ぶことは,木の杈の鈎木引より出たりとぞ」と見える。
南俣村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
南俣(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7239232