安波
【あは】

旧国名:琉球
方言ではアファという。沖縄本島北部の東海岸,国頭(くにがみ)山地の東斜面および段丘丘陵を占め,太平洋に面する。照首山に源を発する安波川が,与那覇(よなは)岳東麓から東流する床川を中流で,伊部山の西の山地から南流する普久(ふん)川を下流で合流。原生林に覆われた山地が大部分だが,安波川河口部に沖積地が開け,砂丘もある。安波川河口の安波集落北方海岸砂丘地では,沖縄考古編年後期の安波貝塚が発見されている。村の創立は浦添(うらそえ)間切安波茶(あはちや)村からきた安波茶大神に始まると伝える。「シヌグモウの入口でのクェーナ」に,安波の乙女たちがシヌグのときに使用する嚙神酒をウフカ(大川)に降りて造った様子が謡われている(クェーナ68/歌謡大成I)。普久川上流のタナガーグムイの植物群落は国天然記念物,安波川河口のサキシマスオウノキは県天然記念物。
【安波村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
【安波(近代)】 明治41年~現在の国頭村の字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7239665 |




