100辞書・辞典一括検索

JLogos

35

宜野座
【ぎのざ】


旧国名:琉球

方言ではギヌザといい,一部ではヌーダーとも呼ばれる。沖縄本島北部の東海岸,南は太平洋に面する。北部に古知屋岳とガラマン岳の山並みが続き,冬の季節風を防いでいる。山岳地帯は,中生代白亜紀の嘉陽層を基盤とする海岸段丘が発達する。集落と耕地は,段丘末端に近い琉球石灰岩とその風化土壌島尻マージ地帯に開けている。沖縄考古編年前Ⅳ期後半頃の凸帯文土器を出土したキッチ森遺跡があり,石灰岩丘陵台地の島尻マージ土壌地帯には前Ⅴ期の遺跡の宜野座遺跡・カナブイ遺跡・中原第1遺跡・中原第2遺跡・クジチ原遺跡などがある。グスク時代には洞穴遺跡が出現し,中原にあるシィシィロー洞穴貝塚やクジチ墓(洞穴墓)が知られるが,平地の遺跡は未確認。古陶器や壺屋陶器が流布した近世期の遺跡としては,石灰岩台地末端の宜野座ヌ古島やカナブイ遺跡がある。宜野座ヌ古島は現集落と結びつき,古島に近世の集落構造を伝える。古島にユクミヤー(横目家)という屋敷跡があり,同家の祖先が恩納(おんな)間切方面から移住し,現在のような集落形態をつくったと伝える。
宜野座村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
宜野座村(近代)】 昭和21年~現在の国頭郡の自治体名。
宜野座(近代)】 明治41年~現在の字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240366