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平良村
【たいらむら】


旧国名:琉球

(近世)王府時代~明治36年の村名。島尻方,はじめ島添大里間切,のち大里間切のうち。方言ではテーラという。沖縄本島南部の饒波(のは)川上流に位置する。南山から来た大里大主が村立てをしたという。多幸山の山賊をこらしめた石俵大主の話も伝わる(沖縄資料集成)。「絵図郷村帳」に島添大里間切平良村と見える。「由来記」では大里間切平良村とあり,拝所に平良之嶽・アラマキウ之殿があり,高宮城ノロの祭祀。明治12年沖縄県,同29年島尻郡に所属。同13年の戸数73・人口372うち男185・女187(県史20)。同15年の報告では,廃藩置県以前のサトウキビ畑2,708坪・砂糖高2,978斤余(地方経済史料10)。同36年大里村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240916