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霊屋下(近世〜近代)


江戸期~現在の町名江戸期は仙台城下町の1つ明治11年宮城県仙台区に所属同22年からは仙台市の町名となる名取郡根岸村に属する経ケ峰に,寛永13年初代藩主政宗の霊廟が創建され(伊達治家記録),のちには寛文4年2代藩主忠宗・3代綱宗の霊廟が建立されている町名はこの御霊屋の下にある地の意で,瑞鳳寺霊屋下ともいう霊屋建立以前は政宗に御供の染師が住んでいたが,寛永13年の造営時に移転させたという(仙台寺院明鑑宝性院条)小人衆164(おおむね20石前後)を配置(奥陽名数)正保年間の絵図によれば仲間屋敷と侍屋敷の地である明治13年の仙台区全図によると,コブタ町(小蓋町)・四ツ谷丁・新丁が記され,霊屋下はこれら近接各町の総称としても用いられた広瀬川対岸の米ケ袋【こめがふくろ】との間に昭和10年鉄筋コンクリート製の霊屋橋が架けられている昭和41年越路瑞鳳寺前丁の一部を合併,現行の霊屋下となる




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7255744