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入間郡


明治4年入間県,同6年熊谷【くまがや】県,次いで同9年埼玉県に編入された。明治12年高麗【こま】郡とともに郡役所は川越町に置かれたが,2郡合わせての町村数は2町342村,戸数2万8,254・人口14万9,878であった(地方沿革略譜)。明治22年の市制町村制施行によって,入間郡の町村は川越町・所沢【ところざわ】町・豊岡町・越生町など5町44村となった。明治29年の郡制施行により高麗郡が廃止され,その区域はすべて入間郡となって郡域が拡大し,またそれまで比企郡であった植木村が入間郡に編入された。また大正10年にはそれまで秩父郡に属していた吾野【あがの】村と名栗【なぐり】村が入間郡に編入され,現在の川越・所沢・飯能【はんのう】・狭山【さやま】・入間・上福岡・富士見・坂戸・鶴ケ島・日高の各市,大井・三芳・毛呂山・越生の各町,および名栗村がそのおおよその郡域となった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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