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中里郷(中世)


 戦国期に見える郷名。駿河【するが】国富士郡のうち。天文8年と推定される7月26日付の大原崇孚雪斎の署判の今川義元禁制の充所に「すどなかざと(須津中里)多門坊かたへ」とあるのが初見(多門坊文書/県史料2)。多門坊は聖護院内住心院に属し,旧須津村中里八幡宮の別当であった。下って天正18年12月28日付富士信通宛豊臣秀吉朱印状に「一,弐拾壱石九斗八升 中里郷」と見える(旧大宮司富士家文書/県史料2)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7351649