市瀬(近代)

明治22年~現在の大字名。はじめ智頭村,大正3年からは智頭町の大字。明治24年の戸数108・人口517(徴発物件一覧)。大正4年岩鼻神社は諏訪神社に合祀された。大正10年の戸数109。昭和30年の世帯数104・人口300,同50年の世帯数110・人口458。昭和12年地内の道路拡幅工事が着工され,同38年市瀬橋の架設工事が竣工した。同39年市瀬水道が完成,同年鳥巣橋が完成した。同44年長さ784mの智頭トンネルの完成により,陰陽を結ぶ国道53号の冬季の凍結難所が解消された。同56年中国電力株式会社用瀬発電所の取水口が完成し,水力発電が開始した。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7407282 |