100辞書・辞典一括検索

JLogos

30

時津村(近代)


 明治22年~昭和26年の西彼杵郡の自治体名。大字は編成せず。日並郷・久留里郷・左底郷・元村郷・野田郷・浦郷・浜田郷・西時津郷の行政区がある。村役場は浦郷に置かれた。明治24年の幅員は東西1里20町・南北1里18町,戸数1,016・人口5,554(男2,681・女2,873),寺院1,学校3,水車場10,小船113(徴発物件一覧表)。同26年時津学区中等時津小学校と第四高等小学校が合併して時津尋常高等小学校となり,簡易日並小学校は同校の日並分教場となる(時津町郷土誌)。大正4年の「長崎県大観」によれば,戸数942・人口5,246,学校は時津小学校があり,児童数は698(男331・女367),官公署には村役場・時津分署・時津郵便局・長崎区裁判所時津出張所,神社は八幡神社・大野原神社・熊野神社,寺院には万行寺があった。また特産物として藁縄8,570円・西瓜1,036円・芋飴1,825円が記される。昭和22年浜田郷に時津中学校開校。世帯数・人口は大正9年989・5,111,昭和10年977・5,238,同25年1,463・7,793。昭和26年町制施行。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7448817