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日向泊浦(近世)


 江戸期~明治22年の村名。豊後国海部【あまべ】郡佐伯【さいき】荘のうち。慶長6年から佐伯藩領。当初戸穴【ひあな】村(戸穴村指出之帳),のち上浦【かみうら】村に所属。村位は上(位付)。村高は「見稲簿」では高なし村,「旧高旧領」では49石余。文化7年家数41・人数316(温故知新録)。「御領分中寺社記」には佐伯城下浄土宗潮谷寺末庵普該庵と天満社が見える。明治4年大分県に所属。同21年の漁戸93,漁場はヒトツハエ・ニカワラ・タケノヒタなどで,鰮・鰺・鯖・鹿尾菜・海蘿をとった(県統計書)。同22年大入島村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7458534