才の峠
【さいのたお】

邑智(おおち)郡石見(いわみ)町大字日貫(ひぬい)と那賀(なか)郡旭(あさひ)町大字本郷の境界にある峠。標高300m。峠道は本郷から八戸(やと)川渓谷へ下り，再び登る急傾斜の悪路であったが，邑智郡川本・田所方面と浜田地方を結ぶ幹線道であったため，明治30年代に車道化された。昭和30年，峠を貫く主要地方道浜田～作木線の日貫トンネル（全長215m）が開通し，峠越えは便利になった。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7605730