NPOバンク
【えぬぴーおーばんく】

NPO bank

地域社会や福祉、環境保全のための活動を行うNPOや市民団体、個人などに融資することを目的として設立された小規模の非営利バンク。「市民金融」、「市民の非営利バンク」、「コミュニティバンク」などと言われることもある。
1989年に設立された「市民バンク」が始まり。主旨に賛同した人や企業、市民活動団体などが出資者となり、NPOや市民団体へそれを融資するシステム。元本保証はなく、出資金が自由に引き出せない、しばらく配当がでない場合もあるなど出資者としてデメリットも多いが、融資先が出資者に対して公開される場合もあり、預金の使途が明確で社会に役立っている実感が持てるメリットも大きい。
融資先のNPOや市民団体には専門家による審査があり、国内のNPOバンクで現在まで貸し倒れは起こっていない。融資することを目的として設立した特定非営利活動法人と、「非営利活動法人」であるために出資を直接受けることができないため、出資を募ることを目的として「NPOバンク事業組合」を設立し、この二つの組織の総称として「NPOバンク」と呼ぶこともある。
【ジャンル】政府
【関連用語】NPO;融資;設立;1989年;出資金;配当;組織

ゴーガ 「金融用語m-Words」 JLogosID : 7660800