NTドメイン
【エヌティードメイン】

NT domain
Windows NTやWindows 2000を基盤としたネットワークで、論理的に1グループとして扱われるコンピュータの範囲。{LF}同じNTドメインに所属しているコンピュータ群は基本的に1台のコンピュータによって管理されており、共通したユーザアカウントやセキュリティポリシーなどを持っている。{LF}ユーザアカウントの追加や削除、セキュリティ設定の変更などは1台のコンピュータで統括して行え、2人以上の人物が同じユーザ名を使って1つのNTドメインにログオンすることは許されない。{LF}こうした重要な設定情報を管理し、ユーザ認証を行なうコンピュータは「プライマリ・ドメインコントローラ」と呼ばれ、そのバックアップを行なうコンピュータを「バックアップ・ドメインコントローラ」と呼ぶ。{LF}なお、NTドメインはあくまで論理的なグループであって、物理的な距離には左右されない。例えば、北海道と沖縄とにある2台のWindows NTマシンをインターネットを介して接続し、同じNTドメインに属するものとして扱うことも可能である。{LF}Windowsネットワークでは、NTドメインの管理機能を簡略化した「ワークグループ」という管理単位を使うこともでき、NT系列のOSがない小規模なネットワークなどで使われている。{LF}また、Windows 2000からは、NTドメインに代わる統合管理機能として「Active Directory」が提供されており、今後はActive Directoryへの移行が進むものと思われる。
◆関連用語
Windows NT;Windows 2000;ネットワーク;コンピュータ;ユーザアカウント;セキュリティポリシー;セキュリティ;ユーザ;ログオン;認証;プライマリ・ドメインコントローラ;バックアップ;バックアップ・ドメインコントローラ;インターネット;Windows;ワークグループ;OS;Active Directory

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