IT用語e-Words パソコン USB 56 USB 2.0【ユーエスビーにーてんぜろ】 Universal Serial Bus 2.0/HI-SPEED USB/USB2.0 2000年4月に仕様が確定した、USB 1.1のバージョンアップ版となるUSB規格。愛称は「HI-SPEED USB」。最高480Mbpsという高いデータ転送速度を誇り、HDD、CD-Rなどといったストレージ機器を接続しても、十分なパフォーマンスを発揮できるようになっている。{LF}規格としては、USB 2.0は従来のUSB 1.1にHSモードを追加しただけのものとなっている。従って、USB 2.0での転送モードはLS(Low Speed)モード(1.5Mbps)、FS(Full Speed)モード(12Mbps)、HS(High Speed)モード(480Mbps)の3種類となる。{LF}USB 2.0はUSB 1.1との上位互換性が確保されており、今までのUSB 1.1準拠の周辺機器もUSB 2.0環境でそのまま使用できる。しかし、USB 1.1の機器とUSB 2.0の機器が混在した環境では、OSやUSBコントローラ(パソコン側のUSBインターフェース)、USBハブがUSB 2.0に対応していなければ、480Mbpsでのデータ転送は行えない。コントローラと周辺機器の間にUSB 2.0非対応機器があった場合は、USB 1.1として動作するため、転送速度は最高12Mbpsに限定される。ちなみに、ケーブルはUSB 1.1と完全互換のためそのまま使える。{LF}OS側のサポートとしては、Windows XPがUSB 2.0に標準対応するとしていたものの、実際には出荷時点での対応とはならず、Windows Updateを用いてドライバを組み込む形を取ることになった(ドライバは既にリリースされている)。{LF}このほか、Windows 2000向けにもWindows標準のUSB 2.0ドライバが提供されるほか、USB 2.0コントローラカードのメーカーから個別にドライバが提供されている。2002年5月には、USB 2.0を標準でサポートするチップセットが登場し、今後爆発的に普及が進むとみられている。◆関連用語USB 1.1;バージョンアップ;USB;データ;HDD;CD-R;ストレージ;パフォーマンス;FS;環境;OS;USBコントローラ;パソコン;インターフェース;USBハブ;サポート;Windows XP;Windows Update;ドライバ;リリース;Windows 2000;Windows;チップセット インセプト「IT用語e-Words」JLogosID : 7793534