UMLモデル
【ユーエムエルモデリング】

UML model

モデリング言語UMLを使って作成されるモデル。UMLではさまざまなモデルを記述するための図の表記法を定義しており、その表記法に従ってシステムをモデル化し図示できるようにしたものがUMLモデルである。オブジェクト指向の考え方を使ってソフトウェアを設計する際の設計図として用いられるほか、ソフトウェアに要求される機能を分析する段階において要求を分かりやすく図示し分析を助ける目的でも利用される。{LF}UMLで表記法が定義されている図には、大きく分けてシステムの構造をモデル化するための構造図とシステムの動作をモデル化するための振る舞い図がある。{LF}構造図には、システムを構成する各要素を、属性と操作を持ったクラスとして分離し、それらの関係を記述するためのクラス図や、システムの要素がサーバなどの物理的な実体に対してどのように配置されるのかを記述するための配置図などがある。{LF}振る舞い図には、オブジェクト間の相互作用をメッセージのやり取りとして記述する相互作用図や、ひとつのオブジェクトが内部に持つ状態が変化するようすを記述するための状態遷移図(ステートチャート図)などがある。相互作用図はさらに時系列に特に着目したモデルを表記するためのシーケンス図や、オブジェクト間の協調関係に特に着目したモデルを表記するためのコラボレーション図に分けられる。
◆関連用語
モデリング;UML;システム;オブジェクト指向;ソフトウェア;属性;クラス;サーバ;実体;オブジェクト;相互作用図;シーケンス;コラボレーション

インセプト 「IT用語e-Words」 JLogosID : 7795626