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自分を第三者の視点で分析する


【至言】
『会社経営では、自分自身を第三者として自己分析できるとか、自己否定できることが結構重要になる。』三木谷浩史 楽天会長兼社長

【解説】
 「揺るぎない自信」は成功するために不可欠な要素である。ただし、自分の考え方が間違っていないかを確認する作業が伴わないと、ただの傲慢な人間になりかねない。
 インターネット仮想商店街を展開するほか、プロ野球球団・東北楽天ゴールデンイーグルスのオーナーでもある楽天の三木谷浩史会長兼社長は、ビジネスに取り組むうえで重要な要素の一つとして柔軟性を挙げる。
 「会社経営はゴールのないプロジェクトであり、いろいろなファクターやパターンを全部シミュレーションしながらやるもの」というのが三木谷氏の持論。プロ野球経営への参入をはじめ、楽天の積極経営の源はここにある。そうした姿勢を貫き、短期的な勝ち負けに気を取られないようにするには、第三者の視点で自分を分析することが欠かせないと三木谷氏は考える。
【チェックポイント1】
□ 自信を持つことは大切。だが、誤りを認められなければただの傲慢にすぎない。
【チェックポイント2】
□ 結果を出す人間は常に自己を俯瞰し、誤りに気づいたら朝令暮改も辞さない。
【チェックポイント3】
□ 自分を否定できる勇気が人を成長させる。




(c)日経BP社 2008
日経BP社
「心にとめておきたい名経営者の至言」
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