REIT
【りーと】

Real Estate Investment Trust

土地建物等の不動産や不動産証券化商品に投資し、その収益を投資家に還元することを目的とするファンドをいう。ただし、単に日本版REIT（J-REIT）を指すこともある。日本版REITとは、米国REITをモデルとし、一般に投資信託及び投資法人に関する法律（昭和26年法第198号。以下「投信法」という）に基づいて設定される不動産投資信託をいう。日本では、従来、投資信託の投資対象は有価証券に限定されていたが、平成12年11月に改正施行された投信法により投資対象が拡大され、不動産投資信託が解禁された。投信法が定める投資信託には、投資信託制度（契約型）と投資法人制度（法人型）の二種類がある。このうち投資法人とは資産を特定資産に対する投資として運用することを目的として設立された社団であり、資産を保有するための器といえる。投資法人の仕組みについては、投信法において定められている他、投資家保護のための情報開示に関する制度が金融商品取引法においても定められている。また、投資法人は各金融商品取引所の定める適時開示基準等に従って業務を運営する必要がある。なお、法人型の投資信託は日本で唯一上場されている不動産流動化・証券化商品であり、平成20年3月末時点で上場銘柄数は42、時価総額約4兆1220億円となっている。平成20年10月9日には、東京証券取引所に上場していたニューシティ・レジデンス投資法人が、投資法人として日本で初めて民事再生手続開始の申立てを行い、同月14日に開始決定を受けた。
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→投資信託

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517569