スピンオフ
【すぴんおふ】

Spin Off

親会社にある一部の事業部門を、親会社と資本関係を維持したまま独立した会社として分離させることをいう。米国においては、親会社の事業部門を子会社として分離独立させた上で、子会社の株式を親会社の株主に分配することをいう。スピンオフを利用することで、子会社としては、大企業が有する経営資源を活かし、大企業では行い得ない革新的かつ機動的な事業展開を行うことができ、他方で親会社としても、自己の中核となる事業に集中することが可能となる。なお親会社との資本関係を絶って独立することを「スピンアウト」といい、また、親会社が、その一部の事業（技術・人）を切り出して子会社化することを「カーブアウト」という。スピンオフとカーブアウトは、類似の概念であるが、スピンオフの方が、資本および戦略の点で親会社からの独立性が強い。
【参照キーワード】

→カーブアウトディール

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日経BP社 「日経ビジネス　経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8518249