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ネーミングライツ
【ねーみんぐらいつ】


Naming Rights

ネーミングライツとは、一般的には、人間や事物に対して名称をつけることのできる権利をいうが、特に、他人の保有する施設に対して名称や愛称をつけることのできる権利を指すこともある。ネーミングライツを保有する企業のことをネーミングライツパートナーといい、ネーミングライツパートナーは、自社の企業名や商品名を施設につけることが多い。ネーミングライツの対象となる施設は、民間企業の保有する施設だけでなく、公共施設も含まれる。命名された名称は、ニュースや看板などで公衆の目に触れることから、一定の宣伝効果が得られるとされている。施設所有者にとっては、ネーミングライツの対価を得ることができる一方で、ネーミングライツパートナー企業の経営破綻や不祥事などにより対象施設のイメージがダウンする場合もある。ネーミングライツについて規定する具体的な法律はないため、表示方法などにつき具体的に当事者間の契約で定めておくことが必要である。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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