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テンポラル法
【てんぽらるほう】


temporal method

 外貨建資産負債の換算方法のひとつであり、取得原価で評価すべき項目については、取引発生時のレートで換算し、時価で評価すべき項目については決算時のレートで換算する方法をいう。たとえば、取得原価で評価されている固定資産投資有価証券などは取引発生時のレートで換算される一方、減損処理が行われた固定資産投資有価証券などは決算時のレートで換算される。この方法によれば、各勘定科目の性質を考慮して、為替レートを適用するため各勘定科目の性質を変えることなく換算ができるという特徴がある。
 しかし、複数の為替レートが使用されるため、外貨表示財務諸表では利益が計上されていても、換算後は損失が計上されてしまう可能性がある。

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「プロフェッショナル用語辞典 会計・監査」
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