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FOMA
【フォーマ】


Freedom Of Mobile multimedia Access

 NTTドコモの第3世代携帯電話サービスのブランド名。W-CDMA方式で通信する。2001年5月末から試験サービスを行い、同年10月から本サービスを開始した。通信速度は、下り最大7.2Mbpsで、音声通話とパケット通信の同時利用(マルチアクセス)にも対応する。高速な通信が可能なほか、パケット料金単価も第2世代のムーバ(mova)より安価に設定された。
 当初は、通話エリアが狭い、携帯電話機のバッテリーが持たないなどの理由で利用者数は伸び悩んだ。2003年ごろから徐々にユーザー数が伸び、高機能なFOMA機が登場した2004年2月以降、ムーバからの乗り換えが加速した。
 FOMAは、国際規格IMT-2000によって定められた2GHz帯の周波数を利用する。同社のムーバが使用してきた800MHz帯に比べ、2GHz帯は電波の直進性が強く、屋内やビルの陰などでの通信には不利とされる。また、山間部などでも利用できないことが多かった。2005年の901iS以降の端末では2GHz帯と800MHz帯の両方を、さらに2006年の902iS以降の端末では1.7GHz帯も利用できるようになり(FOMAプラスエリア)、山間部で利用しやすくなった。

【参照語】
W-CDMA
PDC
ムーバ




日経BP社
「パソコン用語辞典」
JLogosID : 8528349