AES
【エーイーエス】
advanced encryption standard
米国の国立標準技術研究所(NIST)が政府標準暗号として2001年に承認した共通鍵暗号方式。
それ以前は、1977年に制定されたDESが標準暗号として利用された。この方式は現実的な時間内に解読可能であることが確認され、コンピューターの性能向上に伴って、解読される危険性が高まった。そこで、米国政府は1998年6月を期限にDESに代わる暗号方式を公募し、15候補が集まった。1999年8月にはその中から候補を5つに絞り込み、2000年10月、ベルギーのジョアン・デーメン(Joan Daemen)氏とヴィンセント・ライマン(Vincent Rijmen)氏が開発したRijndael(ラインダール)を選定。2001年にAESとして承認した。
Rijndaelではデータをブロックごとに分けて暗号化する。その際、ブロック長を128ビット、192ビット、256ビットから指定できる。さらに暗号化のときに使う鍵の長さも128ビット、192ビット、256ビットから指定できる。
【参照語】
暗号化
DES
共通鍵暗号方式
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8531329 |