Athlon
【アスロン】
米AMDが1999年6月に最初の製品を出荷したCPUのブランド名。その後Athlon XP、Athlon 64、Athlon 64 X2、Athlon X2、Athlon IIへと移行した。初期の製品はSlot Aと呼ばれるスロットに装着するタイプで登場。CPUパッケージ内部に収められる容量512KBの2次キャッシュは、CPUコアと同じダイ上に搭載するのではなく別チップとして実装された。なお、このときの2次キャッシュはCPUコアの3分の1から2分の1の周波数で動作した。
2000年6月に登場した第2世代Athlon(開発コード名Thunderbird)では、Socket Aと呼ばれるソケットに装着するタイプも登場。Socket Aはその後のAthlonにも引き継がれた。また、このときに2次キャッシュをCPUダイ上に統合した。キャッシュ容量は256KBと小さくなったが、CPUコアと同じ周波数で動作するので、性能は向上した。このAthlonは0.18μm(マイクロメートル)プロセスで製造された。
【参照語】
Athlon XP
Athlon 64
Athlon II
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8531413 |