BeOS
【ビーオーエス】
米ビーが開発したパソコン用OS。マルチメディアコンテンツに向くとされた。
同社は米アップルコンピュータ(現アップル)の製造部門責任者ジャン・ルイ・ガセー(Jean-Louis Gassee)氏が1990年に設立した。しかし、対応するアプリケーションや周辺機器に恵まれず、2001年にビーは資産を米パームに売却した。その後、2003年には独イエロータブがパームから無期限のライセンスを取得し、BeOSの後継をZETAと名称変更した。
BeOSは当初、米AT&TのCPUを対象に開発が進められたが、AT&Tの計画変更により断念。PowerPC対応に計画を変更し、1995年にPowerPCを搭載した独自のBeOSコンピューターBeBOXを発売した。その後、Power Macintosh用のBeOSが好評だったなどの理由で、1997年にハードウエア部門から撤退。1998年3月にはPC AT互換機用のBeOSを発売した。2000年3月にはBeOS 5 Personal Editionの無料配布が開始され、インテル版/PowerPC版が付属する有料のBeOS 5 Pro Editionや、BeOSを基にしたインターネット情報端末用のBeIAなども開発された。
【参照語】
PowerPC
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8531466 |