ICH
【アイシーエッチ】
I/O controller hub
チップセットの構成要素である、サウスブリッジに対する米インテルの呼称。チップそのものの名称として使うこともある。ハードディスクやPCI Expressなどを制御する。登場時期や機能によってさまざまな種類がある。なお、CPUやメモリーなどを制御するノースブリッジはMCHと呼ばれる。
2009年発表のチップセットIntel P55以降は、MCHの機能の大部分がCPUに含まれるようになり、MCHとICHはPCHという1つのチップにまとめられた。
最初に登場したICHは、ハードディスクインタフェースがUltra ATA/66で、2つのUSB 1.1端子をサポートするほかAC '97によるサウンド機能も内蔵した。その後、ICH4、ICH5、ICH6と代を重ねるにつれてUSB 2.0、Serial ATA、PCI Expressなどのインタフェース機能を取り込んでいった。また、RAIDや無線LAN機能を内蔵した派生モデルも作られた。2008年発表のICH10は、6レーンのPCI Express、6ポートのSATAなどを備える。
【参照語】
チップセット
サウスブリッジ
PCH
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532085 |