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PCM
【ピーシーエム】


pulse code modulation

 アナログ信号をデジタル信号に変換する方式の一つ。パルス符号変調ともいう。音楽用CDやDATなどに使われる。
 PCM方式の録音では、まず連続変化量である音の信号を、一定の周期で切り出す(サンプリング)。切り出したデータの大きさを、不連続な値に切り上げ、切り下げし(量子化)、さらにこの値を2進数に変換する。その結果得られる2進数を、コンピューターなどを介して、ハードディスクなどに記録する。この際の桁数を量子化数と呼ぶ(単位はビット)。
 切り出す間隔が短いほど、さらに不連続な値の刻みが細かいほど、原音に忠実な録音が可能。つまり、サンプリング周波数が高く、量子化数が大きいほど音の品質が良いことになる。音楽用CDでは1秒間に4万4100回(44.1kHz)の切り出しを行い、16ビットで量子化する。
 PCM録音の利点は、音の一部分を取り出したり、音自体を加工したりすることが容易なこと。その特性を利用したのがサンプリング楽器と呼ばれるもので、PCM録音した自然界の音を使っての演奏などが可能になる。

【参照語】
リニアPCM




日経BP社
「パソコン用語辞典」
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