パソコン用語辞典 英字 W 38 WinMX【ウィンエムエックス】 ピアツーピア型ファイル共有ソフトの一つ。インターネットにつながったパソコン同士でファイルを互いにやり取りできる。音楽や映画などの著作物、市販アプリケーションソフト、わいせつ画像などが違法にやり取りされたとして問題になった。 基本的な仕組みはGnutellaに近い。WinMXを組み込んだパソコンは、自分が所有するファイルの情報をネット上に提供する一方、ほかのユーザーが公開する情報から欲しいファイルを検索してダウンロードする。ファイルのダウンロード時は直接やり取りする。ファイルの一覧情報は、ネット上にあるWinMXの中央サーバーが管理するほか、Gnutellaのようにパソコン同士でバケツリレー方式の転送もできる。ユーザー同士でチャットをする機能、転送に失敗したファイルを途中から再転送する機能なども備える。 日本語のファイル名が使える、音楽以外のファイルも可能、複数の中央サーバーに同時接続して多くのファイルを検索できるといった特徴があり、日本では利用者の多いファイル共有ソフトの一つになった。【図版の説明】【WinMX】パソコン同士でファイルをやり取りするピアツーピア型のファイル共有ソフト【参照語】ピアツーピアGnutellaWinny 日経BP社「パソコン用語辞典」JLogosID : 8533467