3DNow!
【スリーディーナウ】
米AMDが1998年5月発表のK6-2というCPUで採用した、3次元画像データ演算用の命令セット。同社のK6-III、台湾VIAテクノロジーズのC3なども搭載した。
21個の命令から成る。MMXと同じくSIMDと呼ばれる技術を用いるが、MMXが整数しか扱えないのに対し、3DNow!は浮動小数点も扱う。これらの命令を用いれば、3次元画像データをグラフィックスチップに渡す前段階で行う位置の計算(ジオメトリ変換)などが高速に行える。
その後3DNow!の拡張版が登場。Duron/Athlonではエンハンスト3DNow!を、Athlon XPでは3DNow!プロフェッショナルを搭載した。Athlon 64以降、AMDは米インテルの拡張命令セットであるSSE2やSSE3に対応した。
【参照語】
SIMD
MMX
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8533616 |