恐らく
【おそらく】

[副]
((「おそるらく」(動詞「おそる」の終止形+接尾語「らく」)の変化した語))〔中世では、多く「おそらくは」の形で用いる〕[1]たぶん。
[例]「おそらくは帝闕(ていけつ)も仙洞(せんとう)も、これには過ぎじとぞみえし」〈平家・一・吾身栄花〉
[訳]「たぶん天皇の御所も上皇の御所も、これ(=平家の邸宅)を超えることはないだろうと思えた」
[2]はばかりながら。
[例]「おそらくは貞敏(さだとし)に授け残しし曲の侍るを、授け奉らむ」〈十訓・一〇〉
[訳]「はばかりながら、藤原貞敏に授け残した曲がありますので、(帝(みかど)に)お授けしよう」

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5082284 |




