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阪神高速道路[近畿地方]
角川日本地名大辞典

阪神高速道路公団により建設・管理される高速自動車道。同公団は,昭和37年5月阪神地域の高速道路網を整備する目的で設立され,同56年7月では大阪市内を中心に総延長117.6kmの高速道路を建設・管理する。府域内の総供用延長85.0km。府域に関する路線は大阪池田線・大阪守口線・大阪東大阪線・大阪松原線・大阪堺線・大阪西宮線・森小路線・西大阪線・大阪湾岸線の9路線がある。大阪池田線は,大阪市西成区山王から池田市木部町に至り,延長30.4km。大阪市内中心部の区間は,一方通行で時計回りに環状をなしているので阪神高速環状線と通称され,福島(福島区)から大阪国際空港に至る区間は同空港線と呼ばれる。豊中市螢池西町から池田市木部町の国道173号に至る5.0kmの区間は未開通のため,供用延長は25.4km。西成区山王の阿倍野入口で阪神高速大阪松原線と連絡,大阪市内中心部を横切り,豊中インターチェンジで名神高速道路と交差し,さらに北上して大阪国際空港に達する。昭和39年6月,阪神道路公団最初の開通区間である土佐堀〜湊町間2.3km,同年11月出入橋〜土佐堀間0.8km,同40年12月梅田〜道頓堀間4.2kmと順次延伸し,同44年2月大阪国際空港まで開通した。大阪市内の区間は用地確保が難しいため,近世以来の堀川を埋め立てて道路敷とした。北行車線は旧西横堀川,南行車線は東横堀川の上を高架で通る。環状線の南区瓦屋町での昼間交通量7万4,891台(昭和55年),空港線の西淀川区歌島では7万9,641台と交通量が多く,しばしば交通渋滞を生じている。大阪守口線は,大阪市北区中之島から守口(もりぐち)市大日町に至り,延長10.8km。大阪池田線から分岐して都島区,旭区を通り,城北出口付近で森小路線を分岐し,守口出入口で近畿自動車道天理吹田線および主要地方道大阪中央環状線に連絡する。昭和46年10月全通。北区中之島から同区樋之口町までの区間は旧天満堀川の埋立跡地を利用する。大淀区長柄東における昼間交通量6万9,718台(昭和55年)。大阪東大阪線は,大阪市港区港晴から東大阪市水走に至る19.1kmが計画区間。現在西区本田〜東大阪市長田間10.2kmが供用中。昭和45年3月の西横堀〜法円坂間1.6kmを最初として,同53年3月までに現在の供用区間が完成。ほぼ全区間にわたって中央大通の中央部を高架で通り,地下には地下鉄中央線が走る。東区船場中央では衣料品の卸売店舗などが入居する船場センタービルの屋上を通る設計となっている。また東区法円坂付近では古代の難波宮跡を通過するため,この区間のみ平面構造として,遺跡破壊を防いでいる。東大阪市長田で近畿自動車道天理吹田線に連絡する。東区北久太郎町における昼間交通量は5万1,564台(昭和55年)。大阪松原線は,大阪市西成区山王から松原市大堀町に至り,延長11.2km。昭和55年3月開通。大阪池田線の阿倍野から南東へ,元の南海平野線のルートを高架で走り,平野区喜連(きれ)・瓜破(うりわり)を通過,大和川を渡って松原市に至る。松原インターチェンジで近畿自動車道天理吹田線(西名阪自動車道)に接続するため,大阪市内から三重県上野・四日市,名古屋方面へのルートとして利用が多い。阿倍野〜喜連瓜破間では地下鉄谷町線が地下を走る。平野区瓜破での昼間交通量1万576台(昭和55年)。大阪堺線は,大阪市南区高津町から堺市北安井町に至り,延長13.4km。昭和45年3月浪速区湊町〜堺間11.5km,同50年1月までに残区間が開通した。南区内では千日前通の中央部を高架で通り,浪速区桜川で南に折れ,西成・住之江区内では旧十三間堀川の埋立跡地上を通る。西成区千本北における交通量8万239台(昭和55年)。大阪市内から堺・和歌山方面へは当道路のほか,幅員の狭い国道26号があるのみなので,交通量が多く,しばしば交通渋滞を生じており,当道路に隣接した第二阪和国道の建設が計画されている。大阪西宮線は,大阪市西区西本町から兵庫県西宮市に至り,府域に属する部分は西本町から西淀川区佃までの7.0km。昭和56年6月全線開通。大阪東大阪線から分岐し,淀川を渡った後は国道43号の上を高架で西宮インターチェンジに達し,名神高速道路および阪神高速神戸西宮線に接続する。森小路線は,大阪市旭区中宮町から同区新森に至る1.3kmの路線で,昭和43年5月開通。大阪守口線と国道163号を連絡する役割を果たす。また,西大阪線は,大阪市西成区南開から港区弁天に至り,延長3.8km,昭和45年3月開通。大阪堺線津守インターチェンジから分岐し,港区弁天の国鉄大阪環状線弁天町駅西側付近で西宮・神戸方面に向かう国道43号に接続する。西成区北津守における昼間交通量は1万9,384台(昭和55年)。大阪湾岸線は,大阪市西淀川区中島から堺市出島西町に至る17.0kmが計画路線であるが,現在港区港晴〜住之江区南港北間1.9kmが昭和49年7月に開通したのみ。この区間は全長980mの3径間連続ゲルバートラスト橋の港大橋とその取付道路に相当する。昼間交通量1万755台(昭和55年)。