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(近代)明治37年〜現在の大字名。はじめ南日野村,昭和29年南条村,同39年からは南条町の大字。もとは南日野村上平吹の一部。「名蹟考」によれば,上平吹村の枝村として島村が見え,村高169石余,福井藩領であった。上平吹を東村と呼ぶのに対し,島は西村とも呼ばれていた。なお上平吹からの分割に際し氏神が中平吹の日野神であることから日野としたらどうかという説もあった。江戸期の当地には鋳物師がおり,島の鍋屋として四隣に聞こえたという。正徳4年に鋳物師免許を得て,天明元年に再興し,稲荷村妙稲寺撞鐘や妙泰寺などの撞鐘を鋳造したという。明治元年工場から失火し,4戸を残して全焼,以後王子保に移転したという。烏賀神社は,弘化4年脇本村の地蔵堂改築のとき,島村が銀36匁で古堂を買いとり烏賀神社の社としたという(水上家文書/南条町誌)。また,延元年間新田義貞杣山滞在中,愛でた石を後年,島村林義の庭石としたが,夜毎に泣声を発するので,村人たちは民家に置くべきものではないとして烏賀神社境内に置いて保存したという夜泣石の伝説がある(南条郡誌)。世帯数・人口は,大正9年26・128,昭和10年23・139,同30年26・159。同50年一部が日野となる。
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